【映画】LEON (レオン) : 見た目は大人中身は子供!?名殺し屋レオン!

1994年にフランスとアメリカの合同で制作が行われた、リュック・ベンソン監督・脚本のアクション映画

日本では若干マイナーながらもとても反響があった。賛否両論あるが出演者や世界観、キャラクター性から

いろんな見方が楽しめ何度見ても発見がある作品。

フランス映画でもありアメリカ映画でもあるこの映画、全体的にはフランス映画寄りな気がするが

フランス映画程小難しくもなく何も考えずサラっと見ても楽しめ、考え込んで見ても楽しめるところが

多くのファンを生んだ要因ではないでしょうか

当時は主演のナタリー・ポートマンの影響から巷でマチルダヘアーが流行ったりもした程。

 

 

LEON (レオン)

LEON (レオン)

 

主演 : ジャン・レノ  –  レオン
    ナタリー・ポートマン  –  マチルダ
    ゲイリー・オールドマン  –  スタンフォールド

 

 

あらすじ

 

人と関わりを持たない孤独な殺し屋と12歳の少女の

恋愛とはまた一味違った二人の関係性がみえる愛の物語。

復讐をし心に傷を負った彼と復讐をすることを願う彼女。そんな彼らの生活と愛の先には・・・

 

 

 

※この先はネタバレを含みますのでご注意ください。

 

 

 

まず心を奪われ、作品に引き込まれたのはキャラクター性と演技

アベレージが高く安全、確実に手際よく殺しを行うプロフェッショナルな殺し屋からは想像がつかない程

純真な一面をもったレオン。台所でのブタといい、目を輝かせながら映画を食い入って見ていた彼はとても

印象深いです。しかし19歳の一件以来、心を閉ざしそこで止まったままの彼はトニーと話している

時でさえ何かに怯えているような弱い一面も見せます。

マチルダと行動を共にするまでの心の乱しようも印象的です。

 

LEON (レオン) キャプチャー

子供のように食い入って映画を見るレオン

 

 

一方父親と姉からもDVを受けていたマチルダ。無邪気で子供らしい一面を持ちながらも愛情に飢え、

欲望のままに動き、小悪魔的で大人びた一面も持つ彼女。またそれをみごと演じたナタリー・ポートマン

天才子役と称され一躍有名になったその演技は一目瞭然でした。

 

LEON (レオン) キャプチャー

レオンのお茶目なジョークに笑いを見せるマチルダ

 

 

この映画は「凶暴な純愛」というキャッチコピーで売り出されたのだが

果たしてふたりの関係は純愛だろうか?

恋愛観とはその人の人生観、特に幼少期の影響が特に色濃く反映されやすく、いくつになってもどんな

偉人でも中々変われないように、マチルダやレオンの恋愛観がまさにそれを表しているのではないだろうか

父親と姉からDVを受け、愛を注がれている感覚を味わえてこなかった彼女にとって

愛する人に父親像を浮かべ、人よりも愛を欲してしまうのはごく自然に見受けられた。

あんな傷を受けたのであれば愛情の与え方や表現すらわからなくなっててもいいように思えたのだが

弟の存在がそこを正常に保てていた要因だったのだろうか

 

レオンもまた過去にトラウマを負った一人であり、深層心理では人とのつながりを欲していながら

どこか踏み出せず壁を作ってしまっていたようにも見えた。そんな捉え方、またその恋愛観を身近に

感じられる私にとっては「純愛」というよりは「ゆがんでしまった愛」とその要因についてのメッセージ

にも取れる映画でした。

 

 

また、お涙頂戴とも感じられてる方もいるであろうオチだが、何か奇抜なものを当て込んでストーリーと

合ってなく作品を壊すようなオチよりは素直に自然とじわっと感じさせられる

このオチはよかったのではないでしょうか?

 

 

一度もご覧になってない方も昔見たことがある方も是非見てみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。